2017年11月29日から発売された『PREDATOR18-プレデター18-』、『COPA18-コパ18-』を雨天の人工芝グラウンドにてスタッフが着用。
プレデター 18.1-ジャパン HG、プレデター 18.2-ジャパン HG、コパ 18.1-ジャパン HGの3モデルをピッチで体感したスタッフが、個人的主観で思いのままに意見・感想を述べているので、ぜひシューズ選びの参考にして下さい。
今回も着用レビューの前に、アディダス ジャパン株式会社の山口智久氏、同・高木将氏、弊社フットウェア商品戦略責任者の谷口和也による3者対談からご紹介します。
谷口:まずは多くのファンが待ち望んでいたプレデターの復活について、復活までの経緯を教えて下さい。
山口氏:圧倒的なボールコントロール精度を追求したスパイク開発、をスタートポイントに、我々アディダスが持つ伝統的要素と革新的要素を融合させ、これまでプレデターで培ってきたキック、トラップ、ドリブルなどのあらゆるパフォーマンス性を最先端の素材や構造、技術を結集させて形にした次第です。“復活”ではなく、“生まれ変わり”ということがポイントです。
谷口:なるほど、復活ではなく生まれ変わり、ですね。伝統的要素と革新的要素の融合ということでお話しいただきましたが、生まれ変わったプレデターのコンセプトを教えていただけますか?
高木氏:「ボールコントロール」です。ボールを止める、蹴るといったプレーはもちろん、それを通してゲーム全体を支配、制圧する強さをも支えていく、キングオブフットボールスパイク、それがプレデターです。
谷口:どのようなスペックが搭載されていますか?
高木氏:なんといってもニット素材の上にプレデターフィン構造を搭載したコントロールスキンアッパーが一番の特徴です。やわらかさやスムーズなボールタッチの感覚を保ったまま、反発性やボールグリップ性もより高められるアッパー素材になります。またこれまで展開されていたエースシリーズを象徴するソックス一体型構造をシームレスプライムニットソックスという形で搭載しています。これまで以上にリアルなソックスの素材・形状に近しい形をとり、足首からかかとやアキレス腱にかけての中後足部全体をしっかり包み込みホールドする構造を成しています。またアウトソールにつきましても、十分な接地面積を保ち足裏でのボールコントロール性や動きの中での安定性を維持しつつ、4辺のエッジを設けたダイヤモンド形状のスタッドを搭載することで、あらゆる方向への動き出しの際のグリップ力や踏み込み、蹴りだしのしやすさ、にも貢献しています。
谷口:特徴的な素材や構造、技術が組み合わさったプレデターの開発工程で最も苦労したことはどのあたりでしたか?
山口氏:シューズと足の一体感ややわらかいフィッティング、軽量性といった要素を極力失わずに、いかにしてプレデター独自のボールコントロール性をプラスするか、という点に苦労しました。薄さややわらかさが売りの最先端のニット素材に、これまでの常識においては硬さや反発性という相反する特徴があったプレデターフィン構造を搭載すること、が具体的には最も難しかった点です。天然皮革や合成皮革の上にラバー素材を貼り付けるという従来の構造から、やわらかいニット素材の上に極薄の樹脂フィルムを貼り、熱成型技術によって鋭いフィン状の凹凸をつけることで、やわらかいフィッティングや軽量性、ボールコンタクトのしやすさ等を維持したまま、プレデターならではのフィンによるボールグリップ性を追求しました。
谷口:その工程を経て完成した新生プレデター、どういった選手に着用してほしいですか?
山口氏:とにかくボールコントロールを追及する選手、に履いていただきたいですね。FWでしっかりボールを収めて攻撃の起点になる選手、中盤でたくさんのパスを駆使しながらゲームを作る選手、最終ラインから正確なビルドアップで攻撃を組み立てる選手、プレースキックで相手の脅威となる選手、など、ポジションにとらわれることなく、止める蹴るといった技術を大切によりハイレベルなボールコントロールを追い求めたい選手には絶対オススメです。
谷口:プロ選手を含めてすでに着用した人たちの意見も教えていただけますか?
高木氏:コントロールスキンのベースになっているニットがとても柔らかく、すぐに足に馴染む感覚を好む選手が多いです。フィンに対しても凹凸がついていることで、高いグリップ性がありながらも軽いので履きやすいという意見が多いです。
谷口:最大の特徴であるニット+フィンに対して、高評価が多いことは期待が持てますね。また今回、コパが前作からアップデートされているとのことですが、具体的にアップデートされた部分をご説明いただけますか?
山口氏:シュータンと履き口部分を中心に、一体型のアッパー構造へと進化しました。レイヤーを極力避け、足全体をワンピースに近しい構造のアッパーで包み込むことにより、足全体360°にわたるジャストフィットを追求し、スムーズでしなやかなボールタッチにより貢献しやすくったこと、がポイントになります。
谷口:強豪校出身で普段からサッカーをされているお二方にお聞きしたいのですが、実際に試合で履くとしたらどちらを選びますか?
高木氏:プレデターです。シューズ全体の安定感とボールをミートする感覚が好きだからです。
山口氏:どちらに対してもこだわりや愛情が強すぎて選べません!試合ごとに、もしくは前半と後半で、さらに言うならば戦況や試合展開などによって細かく履き分けたい位です!
谷口:最後に、お二方からプレデター、コパのご購入を検討されている方々にメッセージをいただけますか?
高木氏:今までエースを履いていた選手はもちろん、別のフランチャイズを履いていた選手の皆さんにも進化したアッパー構造を搭載したプレデターを是非一度履いてみていただきたいです!もちろん進化したコパにも是非足を通してみてください。
山口氏:とにかく色々なシューズに足を入れて、自分がやりたいプレー、なりたい選手像などをしっかりとイメージし、ご自身にとってベストなシューズをこだわって見つけて下さい。100%納得して選んだスパイクで、100%ベストなパフォーマンスを発揮していただくこと、これが全てです。結果としてそういったパフォーマンスにプレデターやコパが大きく貢献できたらならば本当に嬉しいです。
谷口:スパイクを選んでいる方々のベストなシューズ選びをサポートするのが私たちの役目ですので、プレースタイルや使用する環境に合わせて、プレデター、コパをご提案していきます。本日はありがとうございました。
高木氏:ありがとうございました。
山口氏:ありがとうございました。
【対談者】
アディダス ジャパン株式会社 山口 智久 氏
アディダス ジャパン株式会社 高木 将 氏
Kemari87 KISHISPO 谷口 和也
【 プレデター 18.1-ジャパン HG 】
※28.5cm着用
未だかつてない伸縮性とFIT感は履いた瞬間に感動を覚える。履いた時にニットから見える赤色がお洒落でたまらない。若干、踵の窮屈感はある。ダイヤモンド型のスタッドはグリップが良すぎる。
【 プレデター 18.2-ジャパン HG 】
※28.5cm着用
履き心地は良いが、かかとが緩い。スタッドの本数が多く安定感があるので、人工芝でおすすめ。
【 コパ 18.1-ジャパン HG 】
※28.0cm着用
やはり、流石コパ。FIT感、中側部のホールド、踵も抜群。
【 プレデター 18.1-ジャパン HG 】
※24.5cm着用(やや大きめ)
今まで履いた人工皮革のadidasスパイクの中で一番フィット感が良い。特にインサイド部分のトラップ時のタッチ感が好印象。
【 プレデター 18.2-ジャパン HG 】
※24.5cm着用(やや大きめ)
中足部のサポート感は弱く、切り返しの際に横ブレがあった。踵は少し緩かった。
【 コパ 18.1-ジャパン HG 】
※24.5cm着用(やや大きめ)
特に中足部のフィット感、シューズとの一体感は格段に上がっていた。癖が無く、このアウトソールが一番好き。
【 プレデター 18.1-ジャパン HG 】
※27.0cm着用
表面のフィン部分はボールタッチの際に好感触。ソックス部分は今までで一番コンプレッション感が強く、フィット感は抜群。人工芝では少しグリップが強すぎるので要注意。
【 プレデター 18.2-ジャパン HG 】
※26.5cm着用
18.1よりは劣るが、柔らかさは抜群。かかとがズレる感じがあった。
【 コパ 18.1-ジャパン HG 】
※26.0cm着用
シュータン一体化により足全体を包まれているような履き心地が体感できた。かかとがズレる感じがあった。
【 プレデター 18.1-ジャパン HG 】
※25.0cm着用
足の甲の部分のぶかぶか感が一切なくフィット感抜群。踵のホールド性も良い。高価だが履く価値あり。ダイヤモンド型スタッドはグリップ抜群。
【 プレデター 18.2-ジャパン HG 】
※25.0cm着用
ソックス部分に余りがあり踵のずれが若干気になったがテイクダウンモデルとしては十分。ソールは安定性があり足裏でのボールタッチがしやすかった。
【 コパ 18.1-ジャパン HG 】
※25.0cm着用
前作は圧迫感があったが今回はフィット感・一体感がUPしさらに履きやすくなっていた。
【 プレデター 18.1-ジャパン HG 】
※25.0cm着用
人工皮革とは思えない柔らかさ。カカトも固定されドリブル、キック時もずれることはない。ダイヤモンドスタッドにより雨の日でもグリップ力が発揮され全く滑る心配はなし。
【 プレデター 18.2-ジャパン HG 】
※25.0cm着用
アッパーは柔らかくボールタッチに関しては問題なし。カカトのズレが少し気になる。43本スタッドなので安定感もあり足裏のタッチもしやすい。
【 コパ 18.1-ジャパン HG 】
※25.0cm着用
アッパーのフィット感は抜群。プレデター 18.2ほどではないが、カカトのズレが少し気になる。
【 プレデター 18.1-ジャパン HG 】
※26.0cm着用
シームレスプライムニットの足を包み込むコンプレッションの強さも程好く、履き心地、フィット感、ヒールのロック感が良かった。ソールのグリップが良いのでオールラウンドプレーヤーにおすすめ。
【 プレデター 18.2-ジャパン HG 】
※26.0cm着用
優れた伸縮性と柔らかさが良かったが、トップモデルと比べるとヒールはゆるくてズレが生じた。
【 コパ 18.1-ジャパン HG 】
※26.0cm着用
ワンピースアッパーのホールド感により安定感が増し、履き心地も良かった。かかとのズレが生じたのが残念。
【 プレデター 18.1-ジャパン HG 】
※26.0cm着用
今までのソックス一体型と違ってスムーズに履けた。フィット感が良く、踵のズレもないので好印象。ダイヤモンド型スタッドにより前後、左右の動きも1歩目が早く出る感じがした。
【 プレデター 18.2-ジャパン HG 】
※26.0cm着用
トップモデルと同じく履きやすかったが、踵のズレが生じてボールを蹴る際に軸足が滑るように感じた。
【 コパ 18.1-ジャパン HG 】
※26.5cm着用
甲高の私にはジャストサイズがなく、1サイズ大きめの26.5cmでやっと足入れ出来た。もう少しシュータンの伸びがほしいと感じた。
【 プレデター 18.1-ジャパン HG 】
※27.5cm着用
マニア、アブソリュートをよく使用していたが、過去のモデルとは別物。旧モデルのような見た目の派手さは無いが、フィンによるボールコントロールは抜群。カカトからフロントにかけての高低差がホールド感を維持。
【 プレデター 18.2-ジャパン HG 】
※27.5cm着用
スタッドの数が多いので、足裏でのタッチにおいても非常に有効なものとなっていた。
【 コパ 18.1-ジャパン HG 】
※27.5cm着用
カンガルーレザーの足馴染みが抜群。全体のホールド感は普通、いい意味で「ちょうどいい」造りになっていた。
プレデター 18+ FG/AG【 固定式スパイク/超限定モデル 】
メーカー希望小売価格 : ¥35,000
当店価格:¥35,000 (税抜)
URLプレデター タンゴ 18+ TF【 フットサルシューズ/超限定モデル 】
メーカー希望小売価格 : ¥21,000
当店価格:¥21,000 (税抜)
URLプレデター タンゴ 18+ IN【 フットサルシューズ/超限定モデル 】
メーカー希望小売価格 : ¥21,000
当店価格:¥21,000 (税抜)
URLプレデター タンゴ 18.1 TR【 カジュアルシューズ/超限定モデル 】
メーカー希望小売価格 : ¥12,000
当店価格:¥12,000 (税抜)
URLプレデター 18.1-ジャパン HG【 固定式スパイク 】
メーカー希望小売価格 : ¥21,000
当店価格:¥18,900 (税抜)
URLプレデター 18.2-ジャパン HG【 固定式スパイク 】
メーカー希望小売価格 : ¥15,000
当店価格:¥12,000 (税抜)
URLプレデター 18.3 HG【 固定式スパイク 】
メーカー希望小売価格 : ¥8,990
当店価格:¥7,192 (税抜)
URLプレデター 18.1 SG【 固定式スパイク 】
メーカー希望小売価格 : ¥23,000
当店価格:¥20,700 (税抜)
URLプレデター 18.1 FG/AG【 固定式スパイク 】
メーカー希望小売価格 : ¥22,000
当店価格:¥19,800 (税抜)
URLプレデター タンゴ 18.3 TF【 フットサルシューズ 】
メーカー希望小売価格 : ¥8,490
当店価格:¥6,792 (税抜)
URLプレデター タンゴ 18.3 IN【 フットサルシューズ 】
メーカー希望小売価格 : ¥8,490
当店価格:¥6,792 (税抜)
URLプレデター タンゴ 18.3 TR【 カジュアルシューズ 】
メーカー希望小売価格 : ¥7,790
当店価格:¥6,392 (税抜)
URL